こちらでは風速計の校正についての知識や校正の流れ、校正に掛かる金額を紹介します。
また、クリモマスター風速計 MODEL6531を例に、校正の流れ、校正金額のご紹介をさせていただきます。
風速計の校正に関して
この中で手軽で汎用的に使用されている風速計は、熱式であり風速値と熱量の関係によって風速を測定しています。
ベーン式は、風車の原理を応用した測定方法であり、翼の回転数を測定することで風速を測定します。
ピトー管式は、風の流れに対して正面と直角方向に小孔を持ち、それぞれの孔から別々に圧力を取り出す細管が内蔵され、 その圧力差(前者を全圧、後者を静圧)をマイクロマノメーターで測定することにより、風速を測定します。
超音波式風速計は、超音波が一定距離を伝わるのに必要な時間を測定し、風の影響による到達時間の遅れから風速を測る方式です。
この様に風速計の測定方法は、計器によって様々であり、測定方法によって測定範囲や精度が異なります。
風速計校正の目安
風速計の校正期間の目安は1年を目安に校正を行うことをお勧めします。
風速計の校正期間の目安は1年を目安に校正を行うことをお勧めします。
しかしながら、熱式風速計においては、空気中に浮遊する粉じん(埃など)が風速素子に付着すると、風速素子から奪われる熱量に変化が発生しますので使用環境によっては、 1年未満で定期的な点検を行うことをもお勧めいたします。
風速計の校正を行ったことがない方は、お気軽にお問い合せ下さい。
風速計に関する校正範囲
校正マスターでの風速計校正では、風速、温度、湿度の校正を行っております。
- 風速
- 1.0~30.0m/s(微風速:0.05~5.00m/s)
- 温度
- -20.0~+95.0℃
上記の範囲から風速4ポイント、温度2ポイント、湿度1ポイントの校正を行います。
※湿度に関しては、校正温度によって異なりますので指定の湿度がある場合はお申し付けください。※ポイントの追加は別途料金が発生しますので、事前にお申し付けください。
校正証明書・試験成績書・トレーサビリティ体系図サンプル
校正の流れ
お客様からお預かりした騒音計が、どういう風に点検・校正され、再びお客様のお手元に届くまでの流れを、クリモマスター風速計 MODEL6531の例で見てみましょう!
Step.1 クリモマスター風速計 MODEL6531が到着
お客様から校正・修理のご依頼を受けたクリモマスター風速計 MODEL6531が到着します。
Step.2 点検
到着した機器が正常に動作するかをこちらで確認させていただきます。
この時に、正常な校正が可能かどうか、又は修理が必要か否かを判断します。
校正作業を行う前にこの点検作業を行うことで校正作業を行うことが可能となります。
Step.3 校正
点検作業が完了したところで、いよいよ校正作業を始めます。
機器の仕様によって風速、温度、湿度の校正を行います。
校正証明書類の作成は、この校正作業が完了後に行います。
Step.4 機材出荷・納品
校正作業、校正証明書類の発行が完了した機材には、
次回校正日を記載している校正済シールを貼付します。
※もちろんこちらで校正期間の管理を致しておりますのでご安心下さい!
全ての工程が完了した機材をお客様のもとに返却させていただきます。
校正の金額
校正するのにどんなお金がかかるの?という質問をよくお問合せいただきます。
当社では、校正コースでは、トレーサビリティー体系図に基づいて、国家標準にトレースした標準機で校正を行います。
校正証明書、試験成績書、トレーサビリティー体系図の書類発行も致します。
MODEL6531の校正の金額は・・29,700円!!
- MODEL6531 校正費 24,200円
- 書類発行費 5,500円
※ 消費税を含んだ価格です
※ 送料は含まれておりません。
風速計についてのよくある質問
クリモマスターとアネモマスターの違いは何ですか?
校正可能な風速計はこちら
また本サイトに記載のない型式も校正可能かお調べいたしますので、お気軽にご相談ください。
- クリモマスター
- Model 6531
- Model 6533
- Model 6541
- Model 6542
- Model 6543
- Model 6551
- Model 6552
- Model 6561
- アネモマスター
- Model6003
- Model6004
- Model6006
- Model6034
- Model6035
- Model6036
- Model6113
- Model6114
- Model6115
- Model6162
- testo
- testo410-1/2
- testo416
- testo417
- testo425