こちらでは温湿度計の校正についての知識や校正の流れをご紹介します。
また、ポケットサイズ温湿度計 HN-CHNRを例に校正に掛かる金額をシミュレーションしています。
温湿度計の校正に関して
校正マスターの温度・湿度計の校正では、基準器と恒温槽を用いた比較校正を行っております。
校正マスターでは、恒温槽内の温度、湿度の安定性の分析、温度、湿度の分布特性を分析することで上記のデメリットポイントを可能な限り小さくするということを日々行っております。
この様な取り組みを行うことでより正確な温度、湿度の校正を行うことに努めています。
温湿度計校正の目安
しかしながら、使用環境によって温度・湿度計のセンサーは日々状態が変動しているので定期的な校正が必要になります。
弊社では、様々な温度・湿度計の校正を行った実績から「1年」の校正周期が推奨の周期として考えております
※お持ちの機器のセンサー仕様や測定方法によって、校正周期は変動致しますので校正結果等から最適な周期を定めることをお勧めいたします。
温湿度計に関する校正範囲
校正マスターでの温湿度計の校正は、以下の通りです。
湿度:30~95%RH間の3ポイント
温度、湿度の校正ポイントは任意のポイントからご指定可能です。
※温度:0℃、25℃、45℃の3ポイント 湿度:30%RH、50%RH、70%RHの3ポイントにて対応させて頂きます。
温度・湿度3ポイントが基本となりますが、納期短縮等の場合はポイント数を変更させて頂く場合がございます。
※温度校正のみの場合、校正ポイントの減少での金額変更はございません。
※納期は台数によって変動しますので、別途ご相談とさせて頂きます。
校正証明書・試験成績書・トレーサビリティ体系図サンプル
校正の流れ
お客様からお預かりした温湿度計が、どういう風に点検・校正され、再びお客様のお手元に届くまでの流れを、ポケットサイズ温湿度計 HN-CHNRの例で見てみましょう!
Step.1 ポケットサイズ温湿度計 HN-CHNRが到着
お客様から校正・修理のご依頼を受けたポケットサイズ温湿度計 HN-CHNRが到着します。
Step.2 点検
到着した機器が正常に動作するかをこちらで確認させていただきます。
この時に、正常な校正が可能かどうか、又は修理が必要か否かを判断します。
校正作業を行う前にこの点検作業を行うことで校正作業を行うことが可能となります。
Step.3 校正
点検作業が完了したところで、いよいよ校正作業を始めます。
機器の仕様によって温度、湿度の校正を行います。
校正証明書類の作成は、この校正作業が完了後に行います。
Step.4 機材出荷・納品
校正作業、校正証明書類の発行が完了した機材には、次回校正日を記載している校正済シールを貼付します。
※もちろんこちらで校正期間の管理を致しておりますのでご安心下さい!
全ての工程が完了した機材をお客様のもとに返却させていただきます。
校正の金額
校正するのにどんなお金がかかるの?という質問をよくお問合せいただきます。当社では、校正コースでは、トレーサビリティー体系図に基づいて、国家標準にトレースした標準機で校正を行います。
校正証明書、試験成績書、トレーサビリティー体系図の書類発行も致します。
ポケットサイズ温湿度計 HN-CHNRの校正の金額は・・15,400円!!
- HN-CHNR 校正費 9,900円
- 書類発行費 5,500円
※ 消費税を含んだ価格です
※ 送料は含まれておりません。
【特集】ボタン電池型温度ロガー iButton・ サーモクロン
校正内容
※ご指定のポイントがなければ、温度:0℃、25℃、45℃の3ポイントにてご対応させて頂きます。
※温度ポイントを追加する場合は、別途費用が発生致します。
※温度3ポイントが基本となりますが、納期短縮等の場合はポイント数を変更させて頂く場合がございます。
対応製品一例
- サーモクロンSLタイプ
- サーモクロンGタイプ
- ハイグロクロン
他にも対応しておりますので、お問合せください。
iButtonシリーズの校正についてのよくある質問
校正依頼の際に通信用のUSBケーブルも一緒に送る必要はありますか?
尚、通信ケーブルによって校正値に影響はありませんのでご安心ください。
校正依頼の際にパソコンも一緒に送る必要はありますか?
また、弊社を通じて他業者様に校正のご依頼をされる際においても弊社にてパソコンを用意することは可能です。
※尚、こちらに関しては事前にご相談願います。
校正可能な温湿度計一覧はこちら
また本サイトに記載のない型式も校正可能かお調べいたしますので、お気軽にご相談ください。