こちらでは測量機の校正についての知識や校正の流れ、校正に掛かる金額を紹介します。
また、トータルステーション TCR307JSを例に、校正の流れ、校正金額のご紹介をさせていただきます。
測量機の校正に関して
オートレベル・セオドライト・トータルステーション・レーザー測量機のほとんどが、JSIMA(日本測量機器工業会)規格で校正方法が決まっております。
全国共通と言ってもいいでしょう。
距離の校正は、国家標準にトレーサブルであるかわかるのですが、角度と水準に関しましては、国家標準がございません。
ですので、自社で所有している特殊な機器(コリメーター)を使用し、JSIMA規格に則り校正をしております。
測量機校正の目安について
前回の校正日より1年以内に校正に出すことをお勧め致します。
社内規程で2年、あるいは3年に1回の校正と定められている等あるかと思いますが、弊社もJSIMA認定指定業者のため1年以内を推奨致します。
また、使用頻度が多ければ多いほど校正を早めに行うことも必要です。
測量機校正の必要性
測量機は使用時に発生する振動や保管環境の影響により少しずつ狂いが生じてきます。
そういった不具合の確認、調整をするのに定期的な校正が必要になってきます。
この距離は正しいのか、この角度はあってるのか、本当にこの高低差で正しいのか、の疑問を解消するためにも校正の必要性が重要になってきます。
トレーサビリティ体系図サンプル
校正の流れ
お客様からお預かりした測量機が、どういう風に点検・校正され、再びお客様のお手元に届くまでの流れを、トータルステーション TCR307JSの例で見てみましょう!
Step.1 トータルステーション TCR307JSが到着
トータルステーション TCR307JSがお客様から届きました。
Step.2 点検
到着した機器が正常に動作するかをこちらで確認させていただきます。
この時に、正常な校正が可能かどうか、又は修理が必要か否かを判断します。
校正作業を行う前にこの点検作業を行うことで校正作業を行うことが可能となります。
Step.3 校正
点検作業が完了したところで、セオドライト部分はコリメーターを使用し校正を開始します。
測距部分に関しては、国家標準にトレースした基準機を使用し、比較校正を行います。
Step.4 機材出荷・納品
校正作業、校正証明書類の発行が完了した機材には、
次回校正日を記載している校正済シールを貼付します。
※もちろんこちらで校正期間の管理を致しておりますのでご安心下さい!
全ての工程が完了した機材をお客様のもとに返却させていただきます。
校正の金額
校正するのにどんなお金がかかるの?という質問をよくお問合せいただきます。
当社では、校正コースでは、トレーサビリティー体系図に基づいて、国家標準にトレースした標準機で校正を行います。
校正証明書、試験成績書、トレーサビリティー体系図の書類発行も致します。
TCR307JSの校正の金額は・・45,100円!!
- TCR307JS 校正費 38,500円
- 書類発行費 6,600円
※ 消費税を含んだ価格です
※ 送料は含まれておりません。
測量機校正についてのよくある質問
トータルステーションの距離測定の指定は可能ですか?
校正可能な測量機はこちら
また本サイトに記載のない型式も校正可能かお調べいたしますので、お気軽にご相談ください。
- ライカ製
- TC2002
- TCA2003
- TCR305J
- TCR307J
- TCR307JS
- T3000
- T2
- TC1610
- TCA1800
- N3
- N2
- NA28
- NA828
- TCRA1203
- TCRM1103
- TCA1100
- TCA2003
- ソキア製
- SET5W/S
- SET5E/S
- SET3E/S
- SET500/S
- SET530R/S
- SET530RK/S
- SET330RK/S
- SET330R/S
- NET1/AX
- NET2000
- SET5XS
- SET4110
- DT5A/S
- B21
- C30
- トプコン・ソキア製
- CX-105F
- SX-103
- ニコン製
- NST-10SC
- NST-20SC
- NST-100C
- Nivo5SC
- NE-10R
- NE-20LC
- NE-10RC
- E-5
- AS-C
- AE-5
- AE-7
- AP-7
- AP-8
- PENTAX製
- PTS-10
- RS-20/C
- V-271C
- PCS-110/C
- PD-20/C
- TH-10D/DC
- TH-06D
- AL-320
- AFL-280
- AP-020
- AP-120