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ガス検知器特集

こちらではガス検知器の校正についての知識や校正の流れ、校正に掛かる金額を紹介します。
また、ポケッタブルマルチガスモニター GX-2009を例に、校正の流れ、校正金額のご紹介をさせていただきます。

ガス検知器の校正に関して

校正、センサー交換を含めて、ガス検知器定期点検を行ってください。

まず、測定器の校正は簡単に言うと測定器が正しい数値を示すために行う作業です。
この校正は、測定器・測量機においてに必要なことなのですが、安全性を必要とするガス検知器では周期的な検査・校正の重要度は高くなります。
しかしながら、ガス検知器定期点検とは個人で行うことができることではないのでしっかりとした校正機関等に依頼することをお勧めいたします。
ですので、校正用ガスなどを用いた校正、定期的なセンサーの交換はしっかりとした測定を行う為に必ず必要となります。

ガス検知器校正の目安

前回の校正日より1年以内に校正に出すことをお勧め致します。

ガス検知器定期点検と言っても実際にどのくらいの周期でガス検知器を点検、校正を行ったら良いのかわからないと思います。
残念ながらはっきりとした回答はできませんが、通常、ガス検知器の校正周期の目安は約1年です。
なぜはっきりとした回答ができないかと言うと、ガス検知器は使用頻度や使用環境によってセンサーの劣化速度が異なってくるからです。
なので前回の校正日より1年以内に校正に出すことをお勧め致します。
もちろん、数値が明らかに高かったり、低いと感じる様なことがあれば点検1年未満であっても、再点検及び、再校正が必要となる可能性がございますので校正機関へ点検・校正依頼をすることをお勧め致します。

センサー交換の必要性

センサーは劣化すれば徐々に感度が悪くなるというわけではなく、ある日突然機能しなくなります。

上記の項目にて、ガス検知器点検・校正、センサー交換について述べさせて頂きましたが、ガス検知器のセンサー交換の必要性について述べさせて頂きます。
まず初めに知っておいて頂きたいことは、ガス検知器に用いられるセンサーの大半は、内部での化学反応を利用してガスを検知しているということです。
その為センサーは電源のON/OFFに関わらず常に働いている状態なのです。
厄介なことにこれらのセンサーは劣化すれば徐々に感度が悪くなるというわけではなく、ある日突然機能しなくなります。 これらの理由により、ガス検知器のセンサーは使用状況に関わらず定期的な交換が必要なのです。
また、センサー交換を新しく交換したからと言ってガス検知器が正しい測定値を示すものでもありませんので、点検・校正が付随して必要となります。

校正可能ガスとその範囲

酸素標準ガス
10vol%
一酸化炭素標準ガス
1000ppm,80ppm
二酸化炭素標準ガス
4vol%,7000ppm,1000ppm
メタン標準ガス
40%LEL,4000ppm,2000ppm
水素標準ガス
3.5vol%,4000ppm,2000ppm
アンモニア標準ガス
1000ppm
イソブタン標準ガス
9000ppm,2000ppm
硫化水素標準ガス
30ppm,10ppm
二酸化硫黄標準ガス
4ppm
イソブチレン標準ガス
100ppm
一酸化窒素標準ガス
1000ppm,500ppm,100ppm
二酸化窒素標準ガス
50ppm
メタン純ガス
99.9vol%
水素純ガス
99.9vol
二酸化炭素純ガス
99.9vol%
ヘリウム純ガス
99.9vol%

ガス検知器校正についてのよくある質問

ガス検知器校正について、よくお問合せいただく質問をまとめました。

ガス検知器の校正は最短何日で可能ですか?

センサー電圧を安定させるためのエージング期間がございますので、最短でも半日~2日必要です。

校正ガスの濃度は自由に選べますか?

弊社所有の標準ガスを分割器で希釈させることによりご希望の濃度を作成することが可能です。

センサー交換は必要ですか?

センサーの種類により様々です。
例)定電位電解式センサー(毒性ガス等):半年~1年毎の交換
ガルバニ電池式センサー(酸素):1年毎の交換
接触燃焼式センサー(可燃性ガス等):検知素子の磨耗度合いによる
※使用状況によりセンサー寿命が早まることがあります。

校正に使用している標準ガスはどこの物ですか?

ジャパンファインプロダクツ㈱製の標準ガスを使用しています。
各種標準ガスは校正機関を通じて独立行政法人産業技術総合研究所にトレーサブルです。

校正可能なガス検知器一覧はこちら

弊社では様々な種類のガス検知器校正を承っております。実績は下記ボタンよりご確認ください。
また本サイトに記載のない型式も校正可能かお調べいたしますので、お気軽にご相談ください。