校正マスターブログ

ドラフトチャンバーと風速計

こんばんは、校正マスターです。

 

本日のブログの内容は「ドラフトチャンバーと風速計」です。

このタイトルだけ聞くと何のことか分かりにくいですが

ちょっとした豆知識だと思って読んで頂ければと思います。

 

まず「ドラフトチャンバー」ですが、皆さんご存知でしょうか。

なんか横文字なのでついつい使いたくなってしまうことがあるかもしれませんが

そんなに頻繁に使う言葉ではないので注意が必要ですよ!

 

では、このドラフトチャンバーとは一体何なんでしょうか?

他の言い方で言うと「囲い込み式局所排気装置」になるのですが

端的にいうと排気装置です。

ある程度の大きさのボックスの中に手を入れて作業者が作業を行います。

 

このボックスに手を入れて作業を行うというところにこの装置の良さがあります。

何故かというと、化学実験等を行う際に発生した有害な気体がボックス内で排気されるので

作業者の安全を守ってくれているんですね!

 

ということは逆もしかりです。

もし、ドラフトチャンバーの排気がちゃんとできていなかったら

有害な気体が漏れだしてしまいます。

それでは大変だ!!!でもちゃんと働いているかが分からない!!どうしたら良いんですか???

 

安心して下さい!ここで相方の「風速計」が登場!!!

この「風速計」は、「ドラフトチャンバー」がちゃんと働いているかを確かめる為に使用します。

囲われている開口面の部分(ボックスの入り口)を16等分して測定し

最小風速0.4m/s以上がないと「ドラフトチャンバー」の排気能力が足りていません!

 

ではその「風速計」がちゃんとした計測値を示さなければ

ちゃんと働いていないのにちゃんと働いていると思ってしまったり

無駄にのメンテナンスをしてみたりと費用もかかってしまいます。

 

それでは大変だ!!!でもちゃんと働いているかが分からない!!どうしたら良いんですか???

 

ここで勘の良い人なら気付いたかもしれませんが

「風速計」ちゃんとした計測値を示しているかを確かめる為には「校正」が必要になります。

「校正」で「風速計」がしっかりと働いていることが分かれば安心できますよね!

 

もし、「ドラフトチャンバー」の定期点検で使用されている「風速計」の測定値に

不安を抱えている方がいたら是非一度、校正マスターにご相談ください!

 

ではでは本日はこの辺で。

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